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Starship 年456回の打ち上げ提案 環境審査へ

米連邦航空局(FAA)は2026年10月14日、SpaceXがテキサス州の発射場で行うStarshipの打ち上げを現在の年25回から最大456回へ増やす提案について、環境影響評価書を作成すると官報で告知しました。ほぼ毎日ロケットを飛ばす計画が動き出した形です。

2026-10-14
テキサス州Starbaseの発射塔で、Super Heavyブースターの上にStarshipを積み重ねた機体。
テキサス州Starbaseの発射塔で、Super Heavyブースターの上にStarshipを積み重ねた機体。
写真:Jenny Hautmann / CC BY-SA 4.0CC BY-SA 4.0

年25回から456回へ 2段階の引き上げ案

米連邦航空局(FAA)は2026年10月14日、SpaceXがテキサス州のStarbase(ボカチカ発射場)で運用するロケット、Starship-Super Heavyの打ち上げと着陸を大きく増やす提案についてPEIS、計画全体に対する環境影響評価書を作成する意向を官報で告知しました。あわせて、一般からの意見の募集も始まっています。

現在の許可は年25回の打ち上げと50回の着陸が上限です。着陸が打ち上げの2倍なのは、StarshipとSuper Heavyのそれぞれが戻ってくる回数を数えるためです。

今回明らかになった計画は、この上限を2段階で引き上げる内容です。第1段階では打ち上げを年100回、着陸を年200回とし、曜日や時間帯の制限は設けないものとしています。そして第2段階では、打ち上げを年456回、着陸は年912回まで拡大。打ち上げの時間帯は問わないとしつつも月曜から金曜に限定し、数年以内の実施を想定しています。年456回は現在の18倍で、平日だけで割ると1日1〜2回の計算です。この上限をさらに超えるには、NEPA(米国の環境影響審査の制度)に基づく新たな審査が必要になります。

評価書が対象にする分野は、大気質や騒音、生物資源、沿岸資源、水資源、景観、それに社会経済と子どもの健康などです。分析では、打ち上げと着陸の半数を夜間と仮定します。あわせて、絶滅危惧種保護法(ESA)や国家歴史保存法(NHPA)に基づく関係機関との協議も進みます。

今回比較されるのは2案だけです。提案のとおり増やす案と、年25回のまま据え置く案で、ほかの発射地点は代替案として検討しません。Starbaseはすでに承認済みで、必要な設備も揃っているためです。

次の節目は、地元での公聴会です。公聴会は11月17日にテキサス州ブラウンズビルで、19日には同州ポートアイザベルで、各日2回ずつ開かれます。18日にはオンライン説明会もあります。意見の締め切りは、2026年11月30日。評価書の草案は後日公表されます。

ほぼ毎日ロケットを打ち上げる時代はやってくるのでしょうか。

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