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スターシップ第13回飛行へ 最大の宿題「宇宙でエンジンをかけ直す」はなぜ難しい!? 実機スターリンク20機も初搭載

·2026-07-17·読了 6分

SpaceXは7月16日(米中部時間)、大型宇宙船スターシップの第13回飛行試験を実施予定です。目玉は宇宙空間でエンジンにもう一度火を入れる「再点火」の実証です。なぜ宇宙ではかけ直しが大仕事になるのでしょうか。

実機衛星20機と「再点火」に挑む

打ち上げは日本時間で7月17日朝にあたります。執筆時点で飛行は実施前です。結果はまだ確定していません。

今回はRaptor(ラプター)エンジン1基の宇宙での再点火に加え、実機のスターリンクV3衛星20機を初搭載します。前回放出したのは模擬衛星でした。通信接続まで試す実衛星は初めてです。

宇宙でのエンジン再点火の手順 1 無重力 燃料が底に留まらず漂う 2 微加速 ウレッジモータを作動 3 燃料沈降 タンク後部へ沈める 4 再点火 Raptor 1基を始動 配管が気体を吸うと故障の恐れ。サターンV第3段から続く課題で、実証できれば軌道離脱の減速噴射が可能になる。
図:宇宙でのエンジン再点火の手順編集部作成

無重力では燃料が底にいない

宇宙での再点火が難しいのは、無重力では液体の燃料がタンクの底に留まらないからです。壁に張り付いたり漂ったりしたまま始動すると、配管が気体を吸い込み、故障や燃焼不良を招く恐れがあります。

そこで点火直前に「ウレッジモータ」という小型装置でわずかな加速をかけ、燃料をタンク後部へ沈めてから始動します。アポロ計画のサターンV第3段から続く古典的な課題です。

現在の試験は軌道に乗り切らない弾道飛行で、周回軌道から帰還するには軌道を離脱する減速噴射、つまり宇宙での確実な再点火が欠かせません。

出典(一次ソース)

  1. SpaceX公式 Starship Flight 13ページ https://www.spacex.com/launches/starship-flight-13

装備仕様・作戦情報は執筆時点の公開情報に基づきます。

免責本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の行動や投資、軍事作戦その他の専門的助言を目的としたものではありません。装備仕様や作戦情報は執筆時点の公開情報に基づきます。