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自律型致死兵器に〝人間による管理と判断必要〟 128か国が合意

フランス外務省は2026年9月10日、通常兵器を規制する国際条約の締約国128か国が、自律型致死兵器システムの規制に関する最終報告書案に合意したと発表しました。

2026-09-10
米海軍の艦上で射撃試験を行う近接防御火器システム「ファランクス」(2015年8月)
米海軍の艦上で射撃試験を行う近接防御火器システム「ファランクス」(2015年8月)

フランス外務省は2026年9月10日、自律型致死兵器システム(=LAWS, Lethal Autonomous Weapons Systems)に関する政府専門家会合の最終報告書案に、128か国が合意したと発表しました。合意したのは、特定通常兵器使用禁止制限条約(=CCW, Convention on Certain Conventional Weapons)の締約国です。協議に費やされた時間は、実に3年にも及びました。

「人間による管理と判断」の概念を明確化

LAWSとは、自律的に動く機能を持ち、人間の殺傷につながる兵器を指す言葉です。報告書案に盛り込まれたのは、規制対象となるシステムの定義の明確化と共通原則、一部のシステムの明確な禁止、そして兵器の管理やリスクの低減、責任の所在です。どの兵器を対象にし、何を禁じ、誰が責任を負うのかという、規制の骨組みにあたる中身がそろいました。

そのうえで、「人間による管理と判断」という概念が明確にされました。自律機能を持つ兵器については、人間が「管理を行使する」とされています(GGE最終報告書案)。自律化がどこまで進んでも、兵器を管理する主体は人間の側に置くべきである、という整理です。

11月の再検討会議で条約化に進むか

次の節目は、2026年11月にジュネーブで開かれるCCWの再検討会議です。合意した要素をもとに、効力や実効性がある条約などの国際文書の交渉へ進むかどうかが、そこで決まります。

この会議でフランスは、政府専門家会合に新たな交渉権限、マンデートを与えるよう求めています。目指しているのは、「完全自律型兵器システムを禁止し、自律機能を持つシステムを規制する」国際文書です。技術の進歩によって、武力行使などの「最も重大な決定が機械に全面的に委ねられ」てはならない、というのがフランスの立場です。

ドローンをはじめとする新たな兵器が世界中の戦場で跋扈し、一部すでに攻撃も自動化されていると囁かれるなかLAWS規制は歯止めをかけられるのでしょうか。

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