北朝鮮が「2種の潜水艦発射戦略巡航ミサイル」を試射
北朝鮮のミサイル総局は10月14日、東海(日本海)で2種類の潜水艦発射戦略巡航ミサイルを試射したと発表しました。

潜水艦発射戦略巡航ミサイルの発射とされる画像
写真:「朝鮮新報」より編集長確認
日本海での試射と3つの目的
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイル総局は2026年10月14日、東海(日本海)で潜水艦発射戦略巡航ミサイルの試射を行ったと発表しました。国営の朝鮮中央通信が10月15日付で報じています。
試射されたのは、2種類の潜水艦発射戦略巡航ミサイルです。巡航ミサイルは、翼で揚力を得て飛行機のように低い高度を飛び続けるタイプのミサイルで、今回はそれを潜水艦から撃ち出す発射方式で試されました。2種類のミサイルがどう違うのかは、報道では示されていません。
試射の現場には、党中央軍事委員会委員で党中央委員会部第1副部長の金正植(キム・ジョンシク)氏、ミサイル総局長の張昌河(チャン・チャンハ)氏のほか、朝鮮人民軍海軍で水中武器体系を扱う技術者らが立ち会いました。
試射の目的は3つとされています。水中戦闘体系(潜水艦と、そこから使う武器をまとめた戦闘の仕組み)がすぐ動ける状態にあるかを点検すること、海軍が戦略任務を遂行する能力を訓練すること、抑止力の信頼性を示すことです。また、朝鮮中央通信は、今回の試射が周辺国の安全に否定的な影響を与えなかったと主張しています。
今回の発表は、北朝鮮の掲げる〝海軍の核武装化〟が、地上配備ではなく潜水艦からの戦略巡航ミサイル発射という段階で公表された形です。
一方で、公開された情報は限られています。写真は「1つ目の潜水艦発射戦略巡航ミサイル」を試射する場面を写した1枚だけです(クレジットは朝鮮中央通信)。なお、発射した潜水艦の艦名、ミサイルの名称、飛行距離や飛行時間は、執筆時点で公表されていません。


