「フォード級2番艦」にF-35C 初着艦
米海軍は2026年10月13日と14日、最新鋭のフォード級空母の2番艦「ジョン・F・ケネディ」で、ステルス艦上戦闘機F-35Cによる初めての着艦と発艦を実施したと発表しました。

西大西洋での初の着艦と発艦
米海軍は2026年10月13日、最新鋭のフォード級空母の2番艦「ジョン・F・ケネディ」(CVN 79)に、ステルス艦上戦闘機F-35C Lightning IIが初めて着艦したと発表しました。さらに翌14日には、F-35Cが同艦から初めて発艦する様子も公開しました。
着艦したのは、米海軍の第23試験評価飛行隊(VX-23)に所属する機体です。F-35Cは、ステルス戦闘機F-35の艦上型(空母で運用するための型)です。機体は西大西洋の洋上で「ジョン・F・ケネディ」に進入し、VX-23のテストパイロットの操縦で、アレスティング着艦(飛行甲板に張られたワイヤーに機体のフックを引っかけて止まる着艦方法)を行いました。
発着艦の装置を実機で確かめる「ACT」
「ジョン・F・ケネディ」がいま実施しているのは、航空機適合性試験(=ACT、Aircraft Compatibility Testing)です。ACTは、艦の発艦装置と、着艦してくる機体を受け止める回収装置が、実際の米海軍機の運用上どこまで機能するかを評価する試験です。そして試験は、パタクセントリバーのF-35統合試験部隊(F-35 Lightning II Pax River ITF)のチームが乗艦し、空母型の機体を使って進められています。
正式な引き渡しは2027年春
今回の発着艦に先立つ2026年9月29日、「ジョン・F・ケネディ」は建造元のHIIニューポート・ニューズ造船所から米海軍へ予備的に受け入れられました。同艦は8月に受入試験を終えており、予備受け入れの時点で完成度はすでに約99%。主要なシステムはすべて完了していました。
一方、最終試験はまだ残っています。そこには先進兵器エレベーター「Advanced Weapons Elevator」(兵器を艦内で運ぶ昇降機)4基の試験が含まれ、正式な引き渡しは2027年春の予定です。今回の初の着艦と発艦は、その正式な引き渡しへ向かう試験の最中に達成された節目に当たる形です。


