もがみ型護衛艦の10番艦「ながら」引き渡し 12番艦「よしい」も長崎で進水済み
三菱重工業は2026年6月29日、もがみ型護衛艦の10番艦「ながら」の引渡式を長崎造船所長崎工場で実施したと発表しました。

乗員が舷側に整列し、長崎港を進む護衛艦「ながら」
写真:mhi.com発表元の報道用素材(権利は発表元に帰属・報道目的での利用)
長崎で建造されたもがみ型の10番艦
三菱重工業は2026年6月29日、防衛省向け3,900トン型護衛艦「ながら」の引渡式を長崎造船所長崎工場(長崎市飽の浦町)で実施したと発表しました。
「ながら」は、3,900トン型と呼ばれるもがみ型護衛艦の10番艦です。1番艦「もがみ」から9番艦「なとり」までの先行する9隻に続く艦で、2023年7月6日に起工、2024年12月19日に進水し、起工から約3年で引き渡しに至りました。
船体は全長133.0m、全幅16.3mで、速力は約30ノット(時速約56km=編集部換算)です。主機関はガスタービン1基とディーゼル2基の組み合わせです。
兵装は、62口径5インチ砲1基のほか、接近するミサイルなどを迎え撃つ近接防御システム「SeaRAM」1式、対艦ミサイルの発射装置2式、ミサイルを甲板下から真上へ撃ち出す垂直発射装置1式を備えます。さらに、潜水艦を探して対処する対潜システムと、機雷(海中に仕掛けられる爆発物)を見つけて処理する対機雷戦システムも1式ずつ搭載します。
一方、後続艦の工程も長崎で先行して進められてきました。11番艦「たつた」は2025年7月に、12番艦「よしい」は2025年12月22日に、それぞれ命名・進水式を終えています。
そのうち「よしい」は、艤装工事(進水した船体に装備品を取り付けて仕上げる工事)を経て、2025年12月の発表時点では2026年度中に防衛省へ引き渡される計画です。艦名は岡山県東部を流れる吉井川に由来します。


