「火勢の拡大防止に寄与」陸自ヘリのインドネシア派遣
防衛省は2026年9月29日、インドネシアの山林火災に対する国際緊急援助活動について、防衛大臣が統合作戦司令官に終結を命じたと発表しました。実施命令から約1か月で、受け入れ国側が対処を引き継げる状況に至ったことが伺えます。

バケットを吊り下げて山林火災の消火に当たるCH-47輸送ヘリコプター(参考画像・米オレゴン州)
写真:oregonmildep from Salem, Oregon, United StatesPublic domain
カリマンタン島での消火活動に区切り
防衛省は2026年9月29日、インドネシアの山林火災に対する国際緊急援助活動(海外の大規模な災害に対して行う救援活動)の終結を発表しました。小泉防衛大臣から統合作戦司令官(自衛隊の部隊運用を一元的に指揮する司令官)への命令として出されました。
現地の部隊は、発表当日に計画していた消火活動をもって活動を終了し、準備が整い次第、日本へ帰国する予定です。
この活動は、インドネシアで深刻な被害が生じている山林火災を受けたものです。2026年8月28日、外務大臣からの協議を受けて、防衛大臣が統合作戦司令官に活動の実施を命じていました。9月16日以降は、カリマンタン島で陸上自衛隊のCH-47輸送ヘリコプターが消火活動を続けてきました。
そしてインドネシア政府は日本側に、自衛隊の消火活動が山林火災の「火勢の拡大防止に寄与」し、今後は自国で対処が可能だと伝えました。あわせて、これまでの支援に対する高い評価と謝意も示されたといいます。今回の終結命令は、このインドネシア政府との協議の結果を踏まえたものです。
8月28日の実施命令から約1か月。受け入れ国側が対処を引き継げる状況になったところで、派遣が区切りを迎えた形です。


