「相棒は無人機」 米空軍初の半自律無人戦闘機2機:有人機と組む空戦の運用実験とは?
米空軍は2026年9月24日、有人戦闘機と連携する半自律の無人機CCAの2機をネバダ州クリーチ空軍基地で受領したと発表しました。

初のCCA2機がクリーチ基地に
米空軍は2026年9月24日、CCA(協同戦闘航空機)の初号機2機を、ネバダ州クリーチ空軍基地で受領したと発表しました。CCAは、パイロットの乗る戦闘機とチームを組んで飛ぶ、半自律の無人機です。
納入したのは2社です。まずAnduril社のYFQ-44A(通称Fury〈フューリー〉)が2026年8月に、同基地の実験運用部隊(Experimental Operations Unit)へ届きました。
続いてGeneral Atomics社のYFQ-42A(通称Vengeance〈ヴェンジェンス〉)が、発表の前週に納入されました。
CCAはこれまで、試験場での飛行試験の段階にありました。実機が運用部隊の手に渡ったことで、CCAは「どう使うか」を空軍兵自身が詰める段階に入ります。
空軍長官のTroy Meink氏は「CCAを空軍兵の手に委ねることが、この計画の運用面の未来を築く方法だ」とコメントしています。
実験運用部隊の空軍兵は、実運用に近い条件での評価をすでに始めているといいます。狙いのひとつは、少人数のチームが、分散した簡易な拠点から無人機を出撃させられるかどうかの確認です。
米空軍が見極めようとしているのは、CCAが戦闘航空戦力の到達距離と柔軟性をどこまで広げられるかです。攻撃を受けても戦力として生き残る力=残存性の検証も、その対象です。
7月には、節目ともいえる2つの出来事がおきていました。ひとつは、AndurilのYFQ-44Aによる空対空ミサイルAIM-120の実射試験です。もうひとつは、2回目となるAgile Combat Employment(分散した拠点を素早く移りながら、生き残りつつ戦闘力を出し続ける運用構想)の演習です。
空軍参謀総長のKen Wilsbach大将は「空軍兵たちは、CCAに何ができるのかを見るのを心待ちにしている」と述べました。
2機は今後、Air Combat Command(航空戦闘軍団)が主導する運用実験に移る予定です。有人戦闘機と組み、敵の妨害や攻撃が想定される空域での運用方法が検証されていきます。


